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進歩し続ける医療で以前は治せなかった難病なども治療可能になっていっており、私たちはそういった治療を受けることができます。しかし、昔は今のように安心して受けれるような手術は少なかったのです。そんな中でも驚きの治療をご紹介します。

 

1.極太の浣腸器でイノシシの胆汁を浣腸

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画像で見られる極太い注射器、これは中世は、浣腸の際に使われていたクリスターと呼ばれる浣腸器。末端に長い金属のチューブがついており、そのチューブを肛門に挿し込んで薬を注入する。現在の浣腸には主に暖かい石鹸水のようなものが用いられますが、当時はイノシシの胆汁の調合薬などが普通に使われていたようです。

 

2.消毒作用があるとして尿のビン詰めがあった

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ミミズに尿をかけるとちんちんが腫れるという話もありますが、中性では一般的でこそないものの尿を消毒に使っていたという記録があります。また当時の外科医や内科医が推奨もしており尿のビン詰めなどもあったようです。

しかし、これはあながち間違いでもなく、尿は人体から排出された直後は無菌なので、そこらへんの水よりも綺麗と言ってもおかしくないのです。まぁ清浄作用があるかどうかは保証はありませんが。

 

3.針を使い目の手術を行っていた

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これは白内障の治療の為に行われていた手術で、太い針を使い角膜を目の裏に押すというもの。しかし、これはイスラムの医療がヨーロッパに入った後に大きく変化していき、針ではなく、金属の皮下注射器を目の強膜(白目)に刺して、水晶体の濁った部分を吸い取る方法へと変わりました。

 

4.痔の治療は焼けた鉄を肛門に突っ込んでいた

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当時は、聖フィアクルに祈りを捧げないと、痔にかかると信じられていました。実際に痔になってしまうと修道士のところへ送られ、熱く焼けた鉄を肛門に突っ込まれる。恐ろしい治療だが、痛みがひどいほど効き目があったそうです。

これは12世紀に入ったころ、ユダヤ人医師のモーゼス・マイモニデスが痔に関する7章に渡る論文を発表して、それまで行われていた治療法に異議を唱えました。そして同時に治療にはもっと簡単な方法、風呂によくつかることを提唱しました。

 

5.麻酔は使われていたが……

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当時から異なる文化の医者たちが情報や技術を共有していたため、麻酔は使われていましたが、科学の知識や技術が追いついていなかったため手術後に感染症で死ぬ人々が多く居ました。

 

6.有害な麻酔薬で死ぬこともあった

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そして、その後麻酔の技術が一般的になったのは今からたった150年前。それ以前は、天然ハーブとワインを配合したもので、患者を落ち着かせるというものでした。こうしたハーブ麻酔は、無害なものから有害なものまで様々なものがあり、材料を間違えると死ぬこともあった。

 

7.トレパネーション

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これはてんかんや偏頭痛、精神障害に頭蓋骨骨折など様々な病気の治療に用いられていたもので、頭蓋骨に穴をあけ、脳の外側にある膜、硬膜をさらすことで脳圧を下げるというもの。しかし、当然ながら脳を外気にさらすことで、病原菌が入り込む可能性が高まる危険性もある。しかし、このトレパネーションは完全になくなったわけではなく、2000年にはアメリカで二人の男が、慢性疲労症候群とうつに苦しむ女性にこの治療法を施した記録もあります。

 

8.戦場の矢じりで受けた傷は焼灼して血を止めていた

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中世の戦場で使われていた矢じりは人の身体に刺さった後に身体の中で折れて矢だけ抜けるように作られていました。その治療では専用の矢じりリムーバーで余計なものを取り除いた後に、傷は焼いた鉄を当てて焼灼して血を止め、感染症を防ぎました。

しかし、この時代に行われていた医療効果は思ったよりも効果的だったのかもしれないと見られている。2011年には、イタリアで紀元500から700年頃の遺骨がたくさん見つかり、この時代の兵士が頭にかなりの打撃を受けても生き延びた可能性があることがわかったのだ。

 

9.占星術による医療

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占星術師は中世の時代には、本物の魔術師として崇められていました。実際に彼らは尊敬される学者であり、作物畑を増やすことをアドバイスしたり、天候を予測したり、どんな人が家族になって子供をもつかまで予言しました。

そして、 医者は診察をするのに星図の書かれた特殊な暦を参照していました。1500年頃まで、ヨーロッパの医者は患者の星図を調べてから、現在の星の位置を考慮に入れて、患者の疾患が判断/診断がされていました。

 

10.定期的に静脈をナイフで切り開いて瀉血(しゃけつ)

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当時はユーモア=気質と考えられており、血液や種の液体の過不足が、人間の健康に大きな影響を与えると信じられていました。過剰な血液が様々な病気の原因とされていたのです。

その為、医者は患者の静脈からかなりの量の血液を抜くことによって、病気を治療しようとしていました。その方法のひとつである瀉血は、文字通り医者が患者の静脈をナイフで切り開いて、血液を排出する方法です。定期的に瀉血すると健康が保てると広く信じられていたのです。

via 『10 Bizarre Medieval Medical Practices

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