Kiss

こんな症状心当たりありませんか?

  • 発熱が続く
  • 喉が痛い
  • リンパ節が腫れる

など、風邪に似た症状が出ていればそれはEBウイルス(伝染性単核球症)という、通称「キス病」にかかっている可能性があります。これはその名の通り、キスにより感染し、なんと9割以上の人が感染していると言われています。さらに恐ろしいことに感染しても多くの場合は無症状であることが多いのです。

ハッキリとした原因はありませんが、ウイルスの増殖が持続して自然に改善しないことがあり、まれに重症となって40度以上の高熱が数カ月続く場合もあります。このEBウイルス(キス病)についてがん・感染症センターの専門家にインタビュー。

 

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EBウイルスは唾液を介して伝染します。小児期に感染した場合は、ほとんど症状が出ないとのこと。専門家は「患者さんはほとんどが10歳代後半から20歳代。問診で『恋人ができた』と答える患者が多い。」と言っています。

症状が出る場合は、発熱、喉の痛み、リンパ節の腫れに加え、全身倦怠(けんたい)感、肝機能の低下、まれにまぶたの腫れなどが起こります。

感染すると異形リンパ球が著しく増加するため、血液検査によって診断します。現在では特効薬はなく、治療は主に薬で症状を和らげることのみ。通常、2週間ほどで治まるが、40度以上の高熱が数カ月以上続くなど重症になる場合もあります。

 

認知度の低さから医師によっては咽頭炎と誤診もありえる

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専門家は「9割以上の人がEBウイルスに感染しているので、過度の心配は禁物」と強調した上で、「心当たりがあれば、適切な医療機関にかかってください。医療機関によってはEBウイルスへの認知度が低い場合があります」と指摘。さらに、「全身に発疹が出ている患者さんが受診してくることがあります。これは、EBウイルスに感染している状態で抗生物質のペニシリンを使用したことによって起きる副作用です。また、ペニシリンは細菌性咽頭炎に使われる薬で、EBウイルスに対する効果はありません。」と続けた。

こういった現状は、診察する医師がEBウイルス感染症を認知していない場合に、喉の痛みなどで細菌性咽頭炎と誤診することが原因と話します。EBウイルスの感染に心当たりがある場合には、必ず専門医を受診するようにとのこと。

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