20120731111531

今日は、今漢方を使用している人も、これから漢方を使ってみたいという人にも役立つ3つの漢方薬に関する豆知識をご紹介します。

目次

  1. 漢方薬の煎じ方
  2. 漢方薬を安く買う方法
  3. 漢方薬は副作用が少ないというのは間違い?

 

漢方薬の煎じ方

20110919034638106

薬を煎じるとは

この「煎じる」という意味は、生薬を水などで煮ることで、その成分をしみださせることです。
その煎じた汁を煎汁あるいは湯液といってこれを飲むわけです。

漢方薬や生薬は毎日煎じて、その日のうちに飲むのがベスト。
量は一日三回分に分けて、食前または、食事と次の食事の間の空腹時間など食間に服用するのが基本です。

漢方薬の煎じる手順

  1. まずは煎じるための容器ですが、土瓶などの焼き物か、ガラス製のものがベストです。鉄や銅のものの使用は避けてください。
  2. 用意した容器に一日分の漢方薬、生薬(量は多少前後しても大丈夫です)を入れて水を加えます。大人の場合、水の量は600mlぐらいを目安に入れるとよいでしょう。
  3. その容器ごと火にかけます。火力は中火より少し弱めに設定してください。5~10分経って沸騰してきたら火を弱めて煮こぼれないようにしてから、軽く煮立つようにします。このとき蓋はとっておいてもよいですが、揮発成分の多い生薬などを煎じている場合は蓋をしたほうがいいです。
  4. 手順2で入れた水の量がだいたい半分に減ってきたら、火からおろし、すぐに茶こしなどで、「カス」をこしてとりさります。水の量が約半分に煮詰まるまで約30分位が最適で、そうなるように火調節をすると良い。
  5. 牡蠣、滑石、竜骨、赤石脂などは50分煎出。柴胡、朝鮮人参も50分煎出。鼈甲、亀板、鹿角、鹿茸などは90分。釣藤鈎は15分煎出です。内容成分の関係ですが一律20~30分にしても特に問題はありません。
  6. 約300mlまで煎じ詰めたら、朝、昼、晩と1日3回に分けて飲んでください。1回量は約100ml位です。温かいうちに飲んだほうがいいですが、夏の暑いときなどは残りは冷蔵庫の保管し温めなおして飲んでもよいです。

 

漢方薬を安く買う方法

section1_1

毎日飲むような漢方薬なら100円違ってくるだけでも財布への負担がかなり変わってくると思います。
やはり安いに越したことはないですよね。
じゃあ、漢方を安く購入するにはどうすればいいのか?

漢方薬は、通常の医薬品と同じように、医師の処方による医療用医薬品として保険が使えます。
つまり、薬代は実際の値段の1~3割ですみます。

例えば、3割負担の保険の場合、あくまで目安ですが、初診料などを抜きにして、1種類のエキス剤が1週間分で200円~700円くらいとなります。

特に、慢性疾患などでは、何種類もの西洋医学の薬を飲むことになるので、漢方薬の方がはるかに安い金額で済む場合が多いです。

なお、エキス剤ではなく、煎じ薬でも保険は使えます。
また、生薬か粉末・丸薬でも値段が違い、生薬で作られた煎じ薬のほうが高くなります。

例えば、百貨店などで漢方を買おうと思えば、高いと感じることも多いですが、病院や通販などもっと安く求められるところは他にもあるのです。

 

漢方薬は副作用が少ないというのは間違い?

uwasa_03graph

漢方薬は「天然由来のものから作られているから副作用が少ない」というイメージを持っている方も多くいると思いますが、それは間違いで、漢方薬にも副作用はあります。

漢方薬の副作用の中でも特に重篤なのは間質性肺炎

間質性肺炎とは肺胞(はいほう=肺の中にある小さな袋状の組織)と肺胞の間にある間質が炎症を起こすもので、早期に適切な処置を施さないと死に至る場合があります。

間質性肺炎がおこりやすいと報告されている漢方薬

  • 小柴胡湯(しょうさいことう)
  • 柴朴湯(さいぼくとう)など

その他にも様々な副作用が出る可能性がある

他にも低カリウム血症(血液中のカリウム濃度が低下)や血圧の上昇、全身の倦怠感、筋力低下、むくみなどの副作用が出る場合もある

これらの症状は「甘草(かんぞう)の過剰服用」「甘草含有処方の長期服用」「高齢者や女性の長期服用」によって発症しやすいといわれています。

甘草が比較的多く含まれている漢方薬

  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう) など

間違った使われ方をしたり、治療の方向性を誤ったときに起こる「誤治(ごち)」

また、「誤治(ごち)」と呼ぶケースがあります。これは、漢方の使い方を間違えたり、治療の方向性を誤ったときに起こります。漢方自体が悪いのではなく、自分の体質にあわなかった場合などに起こります。そのため薬局やドラッグストアで販売されている漢方薬を専門医への相談なしに服用した場合などにも起こる可能性があるので、注意が必要です。

一時的に症状が悪化するという現象 「瞑眩(めんげん)」

さらにもうひとつ「瞑眩(めんげん)」といって、薬が効いてよくなる段階で、一時的に症状が悪化するという現象もあります。漢方薬の場合、治すということは「悪いものを全部出す」という考え方なので、たとえば、アトピー性皮膚炎の場合は一時的に皮膚症状が悪化したり、風邪で熱のある場合に一時的に高熱が出る場合もあります。瞑眩の場合、予後がよいのが特徴ではありますが、この症状に耐えられるかどうか体力的な問題なども考慮しながら使用していく必要があります。

 

最後に

西洋薬と同じように、頻度は低くとも漢方薬にも副作用はあります。自己判断で服用せず、まずは専門医に相談し、自分自身の体質や症状にあった漢方薬を適切に処方してもらうことが大切です。

漢方薬は危険!といっているわけではなく、用法容量を守ってしっかりと自分に合ったものを使えばかなりの効果を発揮するので、正しく使用してくださいというお願いです。

 

漢方精力剤比較表

close
媚薬